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バラデロのホテル群はいずれも大規模な複合リゾートタイプで、ヨーロッパやカナダからの直行便も乗り入れ「歴史のハバナ」とは異なりリラックスできます。
料金は食事とアクティビティ・プログラム込みの「オールインクルーシブ」で一泊百j前後とお手ごろ価格。レストランやバーも複数あり気分によってチョイスできるのがウレシイですね。プールやジム、サウナ、専用ビーチもあり、マリンスポーツやゴルフなども料金内で利用できます。ホテルのターゲットがカップル、ファミリーと明確に異なっていて欧米型の成熟した観光戦略をとっているのも脱帽です。
さて、日本の地域観光やグリーンツーリズムがキューバに学ぶべきポイントは、
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経済封鎖&ソ連崩壊という国家崩壊の危機を、観光による外貨獲得に賭けた。
@「植民地」という負の歴史遺産の徹底した修復と街並保存
A外資を導入し、自然環境の保全と観光開発を共存させるインフラ整備
B欧米型の戦略的マーケティング
C有機農業をせざるを得なかった結果の安全安心の食材自給。その結果、海外からの視察が絶えず、
外貨獲得に貢献
野球やサルサで馴染みの国キューバは、アメリカの経済封鎖とソ連邦の崩壊で経済危機に陥ったのですが、いまや観光立国として外貨を獲得しています。首都ハバナの世界遺産に登録された旧市街、「カリブの真珠」といわれるさんご礁のビーチやへミングウエイが愛した海、特産のラム酒と葉巻の香り。映画「ブエナビスタ・ソシアルクラブ」そのままの熱いラテンのリズムとダンス、陽気で気さくで親切な人々、そして夜中でも安心して街を歩ける治安の良さ。キューバは魅力的な観光資源を持つ「南国の楽園」です。
首都ハバナの世界遺産に登録されている旧市街は、16世紀のスペイン・コロニアルの石造りの街並みが続き、緑の街路樹が茂る石畳の道はパティオ(中庭)へとつながり、一瞬、スペインの街を歩いているような錯覚に陥ります。中心街にはヘミングウエイの定宿だったホテルやお気に入りのカフェバー、葉巻ショップや小粋な店が並び観光客で大賑わいです。
フリーマーケットでは、素朴な手編みのレース風シャツやバッグ、鼈甲や黒真珠風のアクセサリー、革命の英雄ゲバラの写真やTシャツ、ボンゴなどが所狭しと並び、値段はどれも手ごろ。陽気にギターやバイオリン、マラカスを演奏する老人や若者の姿を見ながら、ヒヤカし気分で歩くのがなんとも楽しいのです。
ハバナで目につくのは庶民の「足」自転車とアメリカングラフィティばりの古いアメ車。米国の経済封鎖が続くこの国では、外資系企業や外国人を除き車は輸入できません。「私の車は30年代もの。自分で整備し、部品がなくなれば自分で作って大事に乗っているよ」とガイドのロサさんは明るく話します。
共産国ですから食料や日用品は配給制、住宅は国から支給された後に持ち家にできるそうです。教育や医療は100%無料で大学進学率は高く、医者や教員が人気の的とか。前述の経済危機回避策として予防医学やバイオ技術・有機農業の研究開発を奨励し、その成果が先端技術先進国ならしめたからでしょう。
さて、ハバナ市内のホテルは四つ星以上の新旧様々で、料金もUS100$前後と良心的です。朝食のビュッフェがバラエティに富みどのホテルもグー。市内のレストランは観光客対象の大型店が多いのですが、昨今、自宅を改装した小さな店(パラダール)も増え、豆や野菜、鶏やエビなどをシンプルな塩味で出しているものの、日本人の舌にはいま一つ。
ナイトライフは充実で、外人観光客が必ず訪れる二千人収容のクラブ「トロピカーナ」では、大胆かつ華やかなダンサーの踊りが深夜まで40ドル弱で堪能できます。ショーの後は、ハバナっ子が集まるオープンカフェに立ち寄って、ミントの葉がいっぱい詰まったラム酒のカクテルモヒート≠窿_イキリ、ビールを飲んで片言で話をして盛り上がりました。帰りの足は、卵型の三輪車改造のココタクシー。料金は交渉ですが吹っかけることもなく安心。夜が更けても治安の良さは抜群で、旅行の楽しさを倍増させてくれます。
ハバナから車で2時間。キューバ最大のビーチリゾート・バラデロへ向かいます。途中、「老人と海」の舞台となった寒村コヒマルの「ラ・テラサ」という海辺のカフェに立ち寄ったのですがここもヨーロッパの観光客で一杯でした。
パラデロは、25`bもの白砂のビーチが続く大西洋に面したヒカコス半島にあり、30年代からアメリカの金持ちが別荘地としたカリブ最大のリゾートで、大富豪デュポンも飛行場やマリーナ、ゴルフ場付きの豪壮な家を建て、革命前までリゾートライフを満喫したとか。今はスモール&ラグジュアリーの隠れ家ホテルに変わり、若い女性には「絶対泊まりたいホテル」です。